群雄割拠の時代 age of rival warlords 2005 12 8

 政治は、夢見る少年少女であってはいけない。
政治は、現実から目をそらしてはいけないし、つらくても現実を見るべきです。
 かつて、ソ連が崩壊した時、多くの人は、そして専門家までも、
「これで、平和の配当が来る」と予想したものです。
 しかし、結果は、どうなったのか。
ソ連崩壊後の方が、悲惨な紛争や戦争が多かったでしょう。
 そして、今度は、アメリカの「一極支配」が実現した後、平和になったでしょうか。
やはり、紛争や戦争が多いのです。
 さらに、そのアメリカも、最近では、誰の目にも国力低下が明白となってきました。
もはや、アメリカは、世界の警察官を続けることは、できないでしょう。
 これから来る世界は、どうなるか。
群雄割拠の時代が来ると思います。
さらに、運が悪いことに、地球規模の自然災害が起きてくるでしょう。
 そんな時、夢見る少年少女であってはいけない。
少年少女が夢を見ていられるのは、両親が少年少女を守っているからでしょう。
 「安全保障は、アメリカに丸投げし、日本は、商売に専念する」という、
夢の時代は、終わるのです。

空母 aircraft carrier 2005 2 17
 日本は、将来的に、空母が必要になるでしょう。
なぜかというと、アメリカの軍事力が弱体化するからです。
 アメリカは、巨額の財政赤字を抱えています。
そういう状態で、イラク戦費が巨額となっています。
これでは、いつか「空母セット」が維持できなくなります。
(空母と護衛艦のセットを維持するには、巨額の経費がかかります)。
 日本人が贅沢できるのは、貿易で、金儲けしているからです。
そして、儲けた「お金」で、世界中から、資源や食糧を買い集めているからです。
 こうした「日本の贅沢」は、アメリカの軍事力が弱体化すれば、終わりです。
まさか、飛行機に、日本製品を積んで、商売するわけにはいかないでしょう。
 「アメリカの財政赤字の状況」と「アメリカ軍の再編成」を見ながら、
日本の空母を検討すべきです。
今のアメリカの財政では、全世界に、「空母セット」を展開することはできないはずです。

































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